小さな小人の村
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聲の形 1話 人生は退屈との戦いだ
さてさて、半年程前に週マガに掲載され賛否両論を呼んだ「聲の形」が遂に連載されました

この作品については賛否両論がすごく分かれていますが、「ん?なんかそれは違うんじゃないの?」と思う意見があったりするので、短いながらも僕なりの感想を連載を追って感想を書いていこうと思います




まず、週マガに掲載された読み切り版を読んだ限りの僕の認識ではこの作品は健常者と障がい者(「害」という漢字を気にされる方もいるかもしれませんのでひらがな表記にしてます)について描かれた作品ではないと思ってます

題材としては確かに主人公であるショーヤは健常者で、ヒロイン(?)である西谷ちゃんは障がい者です
ですが、それはあくまで題材であって、作者の大今先生が描きたいであろうテーマは別のところにあるんじゃないかと思ってます。

僕なりの解釈ですが、大今先生が描きたいのは「コミュニケーション」についてじゃないのか、と思ってます
そのための手段としてイジメや聴覚障がいを使用してるのではないかと思ってます
なのでこの作品を読む際には表面的に「聴覚障がい者はイジメの的になりやすくて可哀想」「イジメられてたけど許した!」というものではないと思うのですよ



あと、読み切りでは最後にイジメていたショーヤとイジメられていた西谷ちゃんが友達になっていましたが、これに関しても「イジメられてた側がこんなに簡単に許せないよ」という意見をちらほら見ますが・・・正直、イジメられていたことを許せるのはケースバイケースなんじゃないか、と思ったり

許せない人もいるだろうし、許せる人もいると思う
許せてもいいと思うし、許せなくてもいいと思う

だって人それぞれ性格も考え方も、育った環境も現在の環境も・・・イジメの程度も違うんですから

それなのに「自分は許せた、許せないやつは心狭すぎ」「イジメられていたことをこんなに簡単に許せるわけがない」と決めつけるのはあまりいい傾向じゃないんじゃないか、と思ってます




あ、それと聴覚障がいについて少し
これは僕もそこまで詳しくはないのですが、聴覚障がいにも色々と種類があるようで、難聴、聾唖など聴こえる程度によって区分されているようです

あと聴覚障がい者にとって重要なのは「いつから聴こえないのか」
もし言語習得前(物心つく前くらい?)に聴こえなくなってしまった人の場合日常生活におけるコミュニケーション手段は手話が中心になるようです
音が聴こえないため言葉と文字を関連づけることが難しいらしいことが理由だそうです

言語習得後に聴こえなくなってしまった場合は手話を使用する人もいるかもしれませんが、言語を習得した後ですので文字による筆談などが可能だそうです
西谷ちゃんもノートに文字を書いているくらいなので言語習得後に聴こえなくなったパターンなのかな、と

なので全ての聴覚障がい者が手話を使用出来るわけではないようです
でも筆談によるコミュニケーションはどうしてもタイムラグが生じてしまうので言語習得後に聴こえなくなってしまった人でも手話を使用する人がいるのだと想われます
あ、ちなみに同じ聴覚障がいを抱える人でも言語習得前に聴こえなくなってしまった人と言語習得後に聴こえなくなってしまった人では考えかたが違うようです
言語習得前に聴こえなくなった方は言語を習得する前だったが故に私達健常者ともまた違った独特の考え方を持っているんだとか


そして西谷ちゃんは読み切り版では補聴器を使用しているようでしたので、限定的にですが音を聴くことが出来るタイプの聴覚障がい者だと思われます
そして恐らく読唇術も多少心得てると想われます

でも相手がこっちを向いてゆっくり喋ってくれないといくら補聴器をつけていても聴こえないし、唇の動きが読めないから何を言っているのか分からない
じゃあ相手にこっちを向いて喋って貰えばいいじゃないか、と思うかもしれませんが集団の中において発言する人は西谷ちゃんだけに向かって喋るわけではありません
他の子と談笑する時には他の子の方を向くし、つい早口になってしまうかもしれません

そうすると西谷ちゃんからしたら何を言っているのか分からなくなってしまう
そして分かろうとして会話の流れを止めてしまう・・・西谷ちゃんが抱えているハンディキャップはコミュニケーションにおいてはかなり重いものかもしれません



前置きが長くなってしまいましたが、そんな色々な意見を集めている注目作「聲の形」の感想いってみましょ~




読み切り版では西谷ちゃんが転入してくるところからイジメられるところ、転校してその後二人が再会するところまでが描かれていましたが、連載では小学生時代をもっと丁寧に描くみたいですね
冒頭ではショーヤが西谷ちゃんに会いに行く描写がありましたが、これはきっと作品の後半になるんでしょうね~

というか小学生時代を丁寧に描くのか
・・・ということはショーヤが西谷ちゃんをイジメていた時がもっと細かく描かれるということ
読み切り版でも胸糞悪くなった人が続出したのに一体どうなるんや・・・


あ、個人的に1話の入りはとてもいいと思います
読み切りと大きく変わったことと言えばショーヤが人生に刺激を求めている、ということが細かく描かれるようになったことでしょうか

平凡な人生に退屈を感じているショーヤは悪友二人と度胸試しと称して日々の退屈に僅かながら勝利していました
昨日まで世界になかったものを、じゃないですけど、昨日までやったことなかったことをやってみる、出来るか分からなかったことをやってみる、そうすることで日々の退屈をしのいでいたショーヤ

でも退屈には「僅かに」勝利しているだけでした

つまりショーヤはもっと刺激を求めている


そんなショーヤが退屈に完勝したのは年上の男に殴られてボコボコにされた時
普通小学生が年上の男にボコボコにされたらビビってしまいそうなものですが(現にショーヤの友達はショーヤ置いて逃げてるし)、ショーヤはビビるどころか名誉に感じていました
しかもこの時を退屈に完勝した時、と言っています

確かにいつもの度胸試しのように少しずつハードルをあげていく感じではなく、いきなり高い壁が出現したようなものですからね
どうもショーヤのこの退屈に勝利しようとするのは、というのは「自分が思っているより世界は広いんだ」と分かりたいためにやっているような気がします

小学生のショーヤにとって年上の男の人とのケンカは初めてだったでしょうし、1、8mの巨人を倒したあとだとことさら相手の強さが際立ったのかもしれません
自分が思っていたよりも大人ははるかに強いことを知ったことでこの時ショーヤは退屈に初めて僅かではなく、完勝したと表現したんだと思います


でもそう感じているのはショーヤだけ
これをきっかけに悪友の二人もショーヤと一緒に度胸試しをすることを辞めるようになります

今までは誰かと一緒にやっていたからこそ退屈にも僅かながらに勝利していたのであって、一人で度胸試しをやったて何も楽しくありませんし、退屈に勝てない日々が続きます・・・


そしてそんな時に転入してきた西谷硝子
耳が聴こえない、という彼女に対して思わず「変なやつ」と言ったことからショーヤにとっては耳が聴こえない人というのは未知の存在だったのでしょう



未知の存在との遭遇・・・「世界は自分が思っているより広い」そう感じるには充分過ぎるのではないでしょうか
となるとここしばらくは退屈に負けそうになっているショーヤは・・・恐らく西谷硝子という未知の存在に関わろうとするでしょう

だって彼女と関わることでショーヤの世界は広がるから
ただ・・・関わり方がどうなるか、が問題ですが


もしかしたら最初は普通に関わるのかもしれません
もしかしたら最初から異物として扱うのかもしれません

それでもきっとショーヤは自分が退屈に負けないために西谷ちゃんに関わることででしょう

誤解しないで欲しいのは退屈を紛らわすためならイジメてもいい、と言いたいわけではありません
でも、ショーヤはまだ小学生です

しかも大人っぽい小学生ではなく、小学生らしい小学生
まだまだ他人のことまで気にすることは出来ないと思うんですね
それこそ自分が日々の退屈に押しつぶされそうだったら他人を貶めても退屈に勝とうとするかもしれません

これが良いことだとは思いませんが一種の防衛本能なのかもしれません・・・
それをやられる側はたまったものじゃないでしょうが・・・



あ、でも読み切り版との違いとしてもう一つ気になったのが、クラスの女子の存在
けっこう可愛いのにオシャレな美容室ではなく、ショーヤの床屋で髪を切り、席替えの時にはこっそりとショーヤの隣の席を引いた子と席交換をしていました

あれ・・・この子もしかしてショーヤのこと好きなんじゃね?


そして前述した通りショーヤは最初どんな風に関わるのかは知りませんが、未知の存在である西谷ちゃんに関わろうとするはずです
もしクラスの女子がそれを見たら・・・





退屈と戦い続けるショーヤと聴覚に障がいを抱えている西谷ちゃん
二人が出会った時、一体どのような展開になるのか・・・続きが気になります


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