小さな小人の村
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四月は君の嘘 28話 少女の心



バカだなぁ



今月の月マガに掲載されていた「四月は君の嘘」の展開があまりにも僕好み過ぎる展開だったので感想をば

いや、この作品の感想を書く度に「この作品凄い」と言ってる気がしますが、マジでこの作品すげーわ
主人公がピアニストなので明確なライバルなどが登場するコンクールとかが物語として盛り上げやすいんだろうけど、本来その箸休め的なポジションにあるハズの日常回も面白いんだもの

まぁ、人によっては「地味だ」と言われてしまうかもしれませんが、そんな作風が好きな人達もいるし、苦手な人達もいます
ちなみに僕はそういう作風も好きです(というか基本的になんでも好き)


そんな「四月は君の嘘」の感想行ってみましょ~


※ネタバレ注意!
単行本派の人は見ないことをお勧めします




今回の話の中心は・・・・・椿!

きましたわー!
この作品の主人公である公生はと言えばかをりに淡い想いを寄せていて、最近ではその想いを演奏にのせることでピアニストとしても大きく成長しました

もはや将来的にピアニストとしての有馬公生が語られる時には宮園かをりの名は欠かせないでしょう
しかし、公生は根っから音楽家ですが、何も音楽だけが彼の全てではありません

全身全霊を込めてピアノに向き合っていますが、四六時中向き合っているわけではありません。むしろ本当に四六時中向きえたとしてもそれは昔の公生のように無機質な演奏しか出来ない気もします
音楽家だけに限った話ではないと思いますが、彼らは感受性が豊かなため、日常生活からも芸術を発展させることが出来るのだと思います

むしろ、日常生活とかも必要なのだと思います


そう言った意味で一人の人間としての「有馬公生」を語る上で欠かせない存在と言えば・・・やはり椿でしょう
小さい頃からずっと一緒でまるで姉弟のように育ってきた二人

しかし公生は音楽をやる
椿は音楽をやりません


最近の話ではここら辺が如実に描かれてます
かをりのお見舞いに行った時に公生とかをりが音楽の話ばかりして他の人達を置き去りにしていたら「分かんない話しないでよね」と言い

かつて公生とかをりがタッグを組みコンクールで演奏した時には「そんな目で他の人を見ないで」と思った椿


小さいころからずっと一緒
姉弟のように育ってきた
二人の間にはこれまで築き上げてきた特別な関係がある


しかし、そんな関係を「音楽の力」という椿にとってはワケの分からない力で飛び越えていったかをり
「音楽は言葉を超える」という言葉がある通り、かをりの音楽はどんな言葉よりも公生の胸に届き、再び公生は舞台に上がるようになりました

しかし、それは公生を傍でずっと見続けた椿からしたらどうだったのか?
今までの自分達の関係は一体なんだったのか、という身勝手な想いもあるかもしれません
最初はそんなささいなものだったのかもしれませんが・・・それはどんどん大きくなっていき・・・椿は一つのことに今回ようやく気付きました



今回は椿と公生の過去も描かれていたので順を追って語っていきましょう


子供の頃の椿は・・・ガキ大将みたいなタイプ
男勝りで女の子と遊ぶより男の子と一緒に交じって遊ぶタイプ。しかもその中心

実際に椿は野球やサッカーという身体を動かす遊びを中心にやっていたようですが、公生はそれが出来ません
何故か?


公生はピアニストだからです
手はピアニストの命、手を使う野球なんて持っての他


公生のピアニストとしての才能を考えたらそれは分からない話ではありません・・・しかし、それを子供に分かれ、というのは無理な話なわけで


周囲の子供から公生は浮いていたと思います

「ピアノの練習があるから」と言って何回誘っても断られたらもう野球を誘うこと自体やめられそうなものです


現に今回の話でもコンクールが近いから、という理由で学校を休んだ公生のことをクラスメイト達は「学校休んでズリー」と思っていました

しかしそんな中で椿だけ違います

何度公生の断られても公生を遊びに誘うし、他の子が公生が休んでるのを「ズリー」と言っている中、椿だけは公生がいない席を見詰めて寂しそうな表情をしてます

泥団子のエピソードはぐっときますね
虹色に輝く泥団子を公生にも見せてあげようとしますが、公生はピアノで遊べません
それなら公生の分も作ってやろう、と一人でせっせと虹色に輝く泥団子を作ります

ちなみにこのエピソードの何にぐっと来たかと言うと椿が公生の泥団子を完成させる前に何度か公生を遊びに誘っていることですよね
普通ここまで断られたらムッっときそうなものですが・・・

それでも、一人でも公生の泥団子を作っている時の椿の表情は楽しそうでした
それだけ椿の中で公生の存在は特別だったのでしょう。それこそそれがどういう感情か気付いてなかったとしても


でも・・・それでも音楽が椿から公生を引き離します
遊べない時間は増えるし、椿ではどうしようもないことが公生の身にも起きました
最近では公生とかをりの話題にもついていけません


話は現代に戻りますが、現在椿は昔いいな、と思っていた先輩といい感じの仲になりつつあります
ですが・・・椿が先輩にする話は公生の話ばかり

先輩はそれでも笑っていますが、よく考えると先輩の立場からするとそれこそ椿が公生とかをりに感じているような「分からない話しないでよね」という感じなんじゃないでしょうか

いくら椿が公生のことを弟と言っていたとしても・・・あまり心中穏やかではいられないでしょう



そして今月は柏木先輩から素晴らしいお言葉が

「好き」と「嫌いじゃない」の間には
幾万光年の距離があるのよ



まさにこれ!

椿は先輩のことを嫌いじゃないけど・・・好きか、と言われると違うと思うんですよね
そして椿もそれは感じていたみたいで好きから嫌いじゃないかについて考えている所に・・・公生登場


自分を心配して(我らが柏木先輩が公生に電話で椿が大変だ、と嘘を言ったため)、汗だくになるまで走って探してくれた公生を見て嬉しそうな表情の椿

そして切り出すのは子供のころ食べたアイスバー

確かに「音楽は言葉」を超えるのかもしれません
それこそ音楽をやってない椿はモノクロの世界にいた公生をどうすることも出来ませんでしたが、音楽をやっているかをりは公生をカラフルな世界に引っ張り上げました

ですがだからと言って、椿と公生がこれまでに築き上げてきたものものが音楽に劣るか、と言われるとそうでもない
二人の幼馴染として過ごした時間はそれだけ特別です

それこそ最近は・・・かをりと出会ってからどんどん変わっていく公生に不安を持ちつつも、食べるアイスバーの味は昔と変わらずミルク味だったり、隣の家から聞こえてくるピアノの音だったり・・・
ピアニストとしての「有馬公生」にばかり目が行きがちですが、一人の人間としての「有馬公生」を構成する要素が二人の間にはたくさんあります


二人はずっと一緒だった、そしてこれからもずっと一緒・・・・・





ではありません

二人とも中学3年生なので進路について考える年頃ですが、公生達の家の近くには音楽科のある高校はありません
公生が本気で今後もピアノと向き合っていくつもりなら公生は今の場所から離れた場所に行くことになります

そのことに迷いも見せていた公生でしたが・・・今月でついに決断します
家を離れて音楽科のある高校に通うことを


それを聞いて椿は泣いて公生の前から逃げ出し、自分の気持ちにようやく気付くのですが・・・

ここでポイントは公生がピアニストとしての道を進むことを決断したことですよ
学校の先生から進路について聞かれた時は「僕は何者になりたいんだろう」と思っていましたが、椿にピアニストとしての「有馬公生」を語られた後に音楽科のある高校へ進学することを初めて口にしました

もしかしたら今回椿に会う前から決めていたのかもしれません


でも個人的には椿の口から語られたピアニストとしての「有馬公生」を聞いて決断したんだと思いたい!

椿が今回気付いた公生への気持ちと公生の椿への気持ちは違うものかもしれないけど、公生の中でも椿は特別な存在だったんや!!


ってか最後のページ卑怯過ぎるだろぉ・・・完全油断してたわ(ノ△T)

気付かないフリをしていたけれど、ずっと昔から抱いていた公生への気持ち
椿が自覚したことで今後どうなるのか?

続きが楽しみです!!


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四月は君の嘘 26話 君が進む道は
では、告知通り更新をおこないます~!

皆さんは月刊少年マガジンという雑誌を読んだことあるでしょうか?
掲載されているメジャー作品、長期連載作品としては「遮那王 義経」「修羅の門」「DEAR BOYS」「鉄拳チンミ」そして先月連載を終了した「capeta」など多数の作品が掲載されています。

そして最近の月マガは新しい作品の勢いが凄い

「ましろのおと」「ポールルームへようこそ」「FIRE BALL」「RiN」


そして・・・「四月は君の嘘」



今回は今勢いのある月マガの中でも個人的に一番面白いと思っている「四月は君の嘘」について感想書きたいと思います~


※ネタバレ有り
単行本派の人は単行本で読むことをオススメします!
相変わらず最高なので是非実際に読んだ方がいいと思います!!









2巻で最高の演奏を披露した公生とかをり
その二人が再びタッグを組む、とあっちゃあ読者としても期待もうなぎ昇りってもんですよ!

この作品が一番すごいと思うとこは期待というハードルを上げていてもそれを超えてくるところだと思うんですよ
公生とかをりの演奏でこの作品に対する期待値がものすごく高くなってしまったのですが、その後も渡や椿の話で面白さを保ち、そして満を持しての元・天才ピアニストの有馬公生のピアノコンクール参加

この時も相当期待値が高かったのですが、結果は・・・超えてきました
しかも1回読んで鳥肌立って、2、3回読んでもまだ鳥肌が立って、という感じで読めば読むほど深みが出る、というね


しかし、やはり2巻でのあの二人の演奏は特別なんです
ピアノを辞めた元・天才ピアニストの有馬公生がまたピアノを弾き始めるようになった、というのもありますし、あの演奏をきっかけに渡や椿、そして公生が変わったから

特に大きく変わったのは公生
これまではヒューマンメトロノーム、母の操り人形と揶揄されていた公生の演奏でしたが、かをりと一緒に演奏したことでその演奏は大きく変わりました
母が亡くなって以降モノクロだった公生の世界がカラフルに色付き始めたきっかけにもなりました




そして再びピアノを弾き始めるようになった公生が参加したコンクール
そこには公生が戻ってくるのを心待ちにしていたライバル、武士と絵見

武士はヒューマンメトロノームと揶揄されていたものの精確で厳格な演奏をしていた「有馬公生」を望み、絵見は一番最初に聴いた時のような感情をのせた演奏を行う「有馬公生」を望みました
二人はそれぞれ別の「有馬公生」を望みましたが、公生が見せたのは二人の望んだ姿とも違うもの

精確に演奏をしながらも感情をのせ、聴いた人の心に余韻を残す、そんな演奏


そしてこのコンクールで一番大きかったのは公生が「誰のために」演奏するのか、という答えを出したことでしょう
かつては「母親のため」に演奏を行っていた公生でしたが、母の死後「誰のために」演奏するのか、という答えを見失い、演奏することが出来なくなってしまいました・・・

そんな公生がコンクールで演奏している中で見つけた答え、それは・・・・・「君のため」



ここで言う「君」というのは公生を再び音楽の世界に引っ張り戻したかをりのこと
ヨーロッパの街を馬車が~、というような漠然としたイメージではなく、公生が今までかをりと過ごしてきた具体的な日々をイメージした演奏を行い、人々の心に余韻を残す演奏をした公生


そんな公生がかをりとまたタッグを組んで演奏するって・・・どれだけ期待値あげればいいんですか!!


と思って楽しみに毎月毎月を楽しみにしていたら・・・なんとかをりがコンクール当日に来ないんです
今回のコンクールは2巻での二人が演奏した大会なので、ヴァイオリンがメイン。公生はあくまでも伴奏。つまりかをりがいないとかあり得ないんですよ


にも関わらずかをりが演奏直前になっても来ない・・・
そして周囲の人からはかをりの演奏についても言われ、「たいしたことない」というようなことも言われるような始末

そんなかをりの演奏に影響された公生としてはそんなこと言われてまで黙って棄権するのは面白くないわけで
こんなに凄い自分を伴奏者にするかをりはもっとすごい奴なんだぞ!ということを証明するために単独で舞台へ・・・え?これヴァイオリンのコンクールはずじゃ・・・・・

と読者も観客も思っていたらなんと公生はそのまま一人で演奏を開始!
母との思い出がつまっているクライスラーの「愛の悲しみ」


これまで公生の母親に対してあまりいい印象がなかったのですが、今回のエピソードを見て母親に対する意識が覆りましたね
自分の命が残り少ないことを悟り、残された公生のために何をしてやれるのか

彼女なりに葛藤があったのかもしれません
感情をのせた演奏は人の心を動かすこともあります。でも公生がそれに頼りきっていた時、もし通じなくなったら?そう考えた有馬早希は公生に徹底的に技術を教えることに。取りあえず手に技術があればどうにかピアノで食べていけるから

有馬早希は他にも残される公生のことをたくさん考えていました

母親がいなくてもちゃんと生活出来るのか
生きていけるのか
音楽で食べていけるのか


幸せになれるのか



公生のことを心から愛し、自分がいなくなった後のことを考えて厳しく接した有馬早希



ところがそんな彼女が亡くなる前、公生が最後に言った言葉は「お前なんか死んじゃえばいいんだ」
実際公生の視点から見ると母親に喜んで欲しかったから椿や渡と遊びたくても我慢し、辛いレッスンも我慢してきて、入院してる母親がコンクールを見に来てくれるから、と思い最高の演奏をしたのに怒られたんだから理不尽に感じても仕方ないシーンだったと思います

でも有馬早希視点からみたらどうなのか?
公生のことを心から愛し、自分がいなくなった後の公生のことを考えピアノを教えてきた有馬早希からしたら?


・・・・・二人はお互いにお互いのことを想っていたものの、ほんの少しのすれ違いにより母の愛情を公生は罰だと感じるようになり、母が自分がいなくなった後も食べていけるように残した技術でしたが公生は母亡きあとはピアノを弾かなくなってしまっていました

そしてそんな二人の間の最後の言葉は「お前なんか死んじゃえばいいんだ」?


いいえ、違います
公生のちょっとした仕草の中には母教えてくれたものがたくさんある。有馬早希は公生の中にいて、二人は繋がっているんですよ

そんな繋がっている二人の最後の言葉は・・・・・


ありがとう
ありがとう
さよなら






生きてる間に出来なかったの悔やまれますが、公生と母は繋がっていて、繋がっているからこそきっと有馬早希にも届いてる、という描写は流石だな、と




そういえば有馬早希と言えばクライスラーの曲には「愛の喜び」と「愛の悲しみ」という曲があるのに、何故毎回「愛の悲しみ」を弾くのか、という疑問がありました。

有馬早希曰く「悲しみに慣れるためよ」だそうですが・・・正直ここは読んでて「ん?」となった場所でした

自分に残された時間が少ないことを知っているからかな、と思ったのですが・・・今月の話からすると表現者というのは悲しみを糧に成長する生き物のように描かれていますので、そのことを言ってるのかもしれませんねー



最愛の母親を失くしたことで公生は大きく変わりました
音が聴こえなくなりましたし、ピアノから2年間遠ざかってもいました
でも今回の話で本当の意味で母に「さよなら」を言え、一段と成長した公生

最愛の母親を失う、という悲しみを乗り越え大きく成長しました
そんな公生が進む道のことを絵見の指導をしている落合先生は「鬼の通る道」と表現していました

ボロボロに傷つき、普通の人なら耐えきれなくなってしまうようなそんな道。それでも通ることが出来るのは・・・もはや人ではなく鬼
そして表現者というのはどれも似たようなもの。悲しみが成長させる。だからこそ悲しみに慣れておく必要がある






しかし、公生はもはや母親とのわだかまりも解消し、もはや今の公生に死角なんてないだろ!ってくらいに大きく成長しました


ん・・・?あれ、そういえばかをりってなんでコンサート当日に来なかったんだ・・・・・?



ペラっ(ページをめくる音)




あっ・・・・・(察し)


最愛の母親を亡くし「誰のために」弾くのかを見失っていた公生。そんな公生がかをりと出会い、やっと見つけたピアノを弾く理由。「君のため」
神は一体彼にどれだけの試練を与えればすむのでしょう・・・


君(公生)が進む道はやはり鬼の道なのかもしれません
君(かをり)は一体どんな道を進むのでしょう・・・

紘子さんの独白もあってかをりが亡くなる道しかイメージ出来ないんですけど・・・orz



以上、「四月は君の嘘」の感想でした~

来月楽しみだけど、怖いぞこれ・・・



四月は君の嘘 17話 君のために
星は夜に輝くんだぜ




今月の「四月は君の嘘」がグっときたので感想をば

ネタバレ注意!


冒頭から渡のかっこよさがパない。
スーパースターになり損ねた渡に公生が「スーパースターに挫折はつきものだよ」と言ったのに対して、今期のスーパースターは公生に任せるとか
耳が聴こえないというリスクを抱えてる公生ですが、逆境でこそ真価が問われる、何故なら星(スター)は夜に輝いてるから、流れが秀逸過ぎる

これがたった数ページっていうんだからすごいよなぁ



そしてコンクール

完全無欠でヒューマンメトロノームと呼ばれた「有馬公生」に憧れて、公生がピアノを辞めてからの2年間もいつか帰ってきてくれると信じて海外へ行ける実力を持ちながら日本で公生の復帰を待ち続けた武士。

悪名高い「有馬公生」ではなく、最初のころのような演奏に感情がのるような演奏をする公生を待ち続けた絵見。公生が譜面通りの演奏をするようなら自分が技術を磨いて、「有馬公生」に感情でピアノを弾くことの凄さを伝えようとするためこの2年間ピアノを続けていました



そしてそれぞれ別の「有馬公生」を待ち続けた2年間を爆発させるような2人の演奏。昔は自分の演奏以外は興味を持ってなかった公生でしたが、今回の2人の演奏は自ら聴きにいっていました

そう、2人の演奏は公生に「届いて」いたんです
「有馬公生」に憧れ精確な演奏を行った武士と「有馬公生」を否定すべく感情をのせた絵見の演奏は確かに公生に届いていた


2人の演奏が終わり、武士、絵見、かをり、椿、渡達の期待を背負って前回ついに公生の出番が始まりました



ですが、公生の「音が聴こえない」というハンデはそう都合よくなくなるものでもなくて、途中までは会場内にいる誰もがあの「有馬公生」が帰ってきたと思ったほどでしたが、曲が進むにつれ聴こえなくなります

精確に弾くことで有名だった公生のピアノがずれていった観客の反応もそれぞれでよかったですね

武士は前回「有馬公生」が帰ってきたと喜んでただけに、見る影もない現在の公生の演奏に絶望し、まるで公生の出番を早く祈ってるようでした

絵見は「有馬公生」が帰ってきたと落胆していたのに、演奏が乱れ出したことで公生を見る目が落胆とは違うものに。誰よりも早く公生が演奏をやめようとしているのを察知して公生に演奏をやめるなと祈ります

かをりも椿も公生に演奏をやめないでと祈りますが・・・公生は演奏をやめます



その瞬間の武士の表情がもう見てられない・・・。憧れてた人物が見る影もない演奏を披露して、更にその演奏ですら途中でやめてしまう。まさに自分の今まではなんだったんだ、となりますね・・・



しかし、今回の鳥肌はここからでした


公生はやめる直前、何気なくステージの上を見るんですがそこには星のように輝くスポットライトが
そして思い出されるのはコンクール前にかをりの「星は君の頭上に輝くよ」とい言葉
渡の「星は夜に輝くんだぜ」という言葉


それを思い出して公生は演奏をやめます
まるで以前のかをりのように

そして・・・アゲイン!



演奏を再び始めるんですが、やはり耳は聴こえないまま。そんな中で公生はあの時のことを思います。耳が聴こえないというハンデを持つ公生を伴奏に選び、コンクール中ピアノが聴こえなくなって演奏をやめてしまった公生を見放さなかったあの時のかをりのことを

コンクールは時間内での弾き直しは認められているようなのですが、演奏を中断した時点で評価は0。コンクールは終わるのです


なのに公生のために演奏をやめたかをり。自らコンクールを終わらせました

しかし、その後再び演奏を始めたかをり

彼女は終わってしまったコンクールで何を想って弾いていたのか、何を考えていたのか、何のために弾いていたのか



ずっと母親のためにピアノをやってきて、母親に元気になって欲しくてコンクールを優勝しまくり、母親が見に来てくれた大会で嬉しさのあまりつい演奏に感情がのってしまい母親に否定された公生
そう、公生はそれ以来「誰のために」ピアノを弾くのかを見失ってしまいました


そんな公生がかをりの伴奏をしているとき、耳が聴こえなくなったことで「君のため」と思って演奏をやめました
このまま演奏を続けたらかをりの将来に関わってしまうかもしれない、という考えから

でも実際にはかをりはそんなコンクールでの評価は求めていませんでした。だからこそ演奏を一度止めました。ですがかをりのそんな性格は1次審査の時に公生は知っていたはずです

そう、この時の公生は「君のため」と思いつつ結局は自分のために演奏をやめたのです



そんな公生が今回のコンクールで演奏を一度やめ、もう一度演奏をやり直す
あの時のかをりとデジャヴるものがあって胸がアツくなるんですが、弾き直した時に公生は今まで問い続けたある疑問の答えを出します



誰のために弾くのか?



コンクール前からずっと公生にまとわりついてた疑問
いくら作曲家の意図通りに弾こうとしても公生たちが生きているのは21世紀で暮らしているのは日本。ショパンやバッハとは生きている時代も文化も違います。そんななかで彼らの意図を100%汲み取るのは無理があります

そこでかをりが言っていた名言が「君はどうせ君だよ」というもの
何をやったって公生は公生のまま。絶対にバッハやショパンにはなれない

だったら有馬公生として何を考え、誰を想い、誰のために演奏することが重要であって、作曲家の意図通りに弾くことが全てじゃないとかをりは言いました

そこから公生は誰のために弾くのか四苦八苦するのですが、今回でついに答えを見つけます
誰のために弾くのか、って?



君のため



ですよ!!
かをりと出会ってからモノトーンだった公生の日常はカラフルに色付いたものになりました。そんな日常の中では何をしてもかをりのことを思い出す公生

ヨーロッパを馬車で通る、とかそんなありきたりなイメージじゃなくて、公生の中にあるかをりを想って弾く
かつてのような自分のための「君のため」ではなく、正真正銘の「君のため」ですよ!



やばいやばいやばい・・・。今回は答えを見つけたところで終わったのですが、次回は絶対鳥肌展開が待ってるぞ

現状でも凄く面白いのに、この上更に面白くなる気配がプンプンしてならない!
かをりのために弾く公生の演奏が楽しみ!
四月は君の嘘 公生と母
カテゴリの方を少し整理してみました~

今回「四月は君の嘘」の月マガの方の感想を書くのですが、単行本派の人もいると思うので、「ONEPIECE」「ニセコイ」そして「四月は君の嘘」など単行本派の人はあまり読まない方がいいよ、という記事を比較的多めに書いてるやつはカテゴリを2つに分けました
ジャンプ(月マガ)派と単行本派にカテゴリを分けてるので単行本派の人はそちらからどうぞ~!



お前なんか死んじゃえばいいんだ


書いてみようと思ったものの、立ち読みだったのでセリフのとこはあいまいかも(汗)(←買えよ



公生の演奏がついに始まります。序盤は順調に演奏に入れるのですが、後半になってやはり・・・音が聴こえなくなってしまいます


順調に演奏していた公生の姿を見て武士は無敵の存在であり憧れである「有馬公生」が帰ってきたと感じます
一方で高い演奏技術を持ちながら、譜面通りにしか弾かない公生に昔のように感情をのせた演奏をしてほしいと思ってる絵見。ヒューマンメトロノームな公生を自分の演奏で否定するため努力してきた絵見は落胆します。また譜面に忠実な「有馬公正」が帰ってきた、と


序盤の公生の演奏に武士の先生は驚嘆し、審査員は驚いていましたが・・・音が聴こえなくなった公生の演奏が乱れてきます



公生の耳が聴こえなくなった原因・・・それは数年前に亡くなった母親にありました


そして今月の月マガではついに公生と母親の間に何があったのか描かれます

公生ママは世界を飛び回るピアニストを目指していたものの、才能がなく、才能あふれる息子にその夢を託して猛レッスンをします
公生がピアノを弾きたての頃?は優しく教えていたのですが、次第にレッスンはエスカレートしていき、譜面通り弾けなかったら手をあげるようになりました。
1~3巻までを読み返してみてもどうも体調が悪くなる前までは優しく教えてたんですよねー。それがチューブをつけなきゃいけないくらい体調が悪くなった辺りから手をあげるような描写が。
母親の病気がなんだったのか、なぜ母親がそこまで変わったのかはまだ描かれていないので分かりかねますが・・・


それでも公生は母の味方であろうとした


公生ママが入院している時は母が喜ぶから色々なコンクールに出て優勝し、苦手な曲目でも必死に一人で練習して「完璧」に仕上げて優勝します

ピアノを必死に練習するのもコンクールで優勝するのも譜面に忠実に演奏するのも全て母親に喜んでもらうため
そしたらきっと元気になってくれると信じて幼い公生はピアノを弾いてきました。



するとある日公生ママの体調がよく、コンクールを見に来る日がありました。
母親に元気になってもらいたい、喜んでもらいたい、と思い他の人からどれだけ蔑まれようとピアノを弾いてきた公生からしたらこんな嬉しいことはないじゃないですか

演奏している公生からも見えるような位置で母親が見守ってくれる

そのことが公生は嬉しく、つい感情が演奏にのりました


感情が演奏にのること自体は悪いことでないと思います。現に絵美やかをりは感情をのせまくったような演奏をしているわけですし

ただ、公生ママが求めている演奏じゃなかった・・・



公生ママが求めていたのはひたすらに譜面に忠実な演奏。ヒューマンメトロノームという言葉がピッタリなほど、譜面に忠実で1音も漏らさず、余韻もなく、作曲者の意図通りに弾くような演奏

しかし、公生はその日母親が見にきてくれた喜びを演奏にのせてしまいます
観客からは悪名・有馬公生の演奏にも関わらず「いい演奏」と評価されていました。けど公生ママは違った

その演奏を聴いた公生ママはブチ切れるわけです
公生に手をあげるわ、何か所もミスっている、など公生の気持ちも考えずに厳しく注意します


母親に喜んでもらいたい、元気になってもらいたい、そんな一心でピアノをやってきた公生
その公生の想いを踏みにじるような母親の言葉についに公生が味方であることをやめてしまいます

そして言ってはいけないセリフを言ってしまう・・・



その言葉が影響したのか分かりませんが、公生ママは体調を崩し、その1週間後に亡くなってしまいました
そして母の死後まもなく出場したコンクールで公生は耳が聴こえなくなってしまいました


誰のために演奏するのか?
公生自信が今回のピアノコンクール参加にあたって何度も自分自身に投げかけていた問いですが、これは思っていたよりも根が深そうですねー

かつて公生は母親のために演奏をしていた。しかしそれを否定されてしまった。じゃあなんのためにピアノを弾くの?




・・・音が聴こえなくなった公生
真っ暗闇の中、彼は無事「誰のために演奏するのか?」という問いに解答を見つけだせるんでしょうか・・・


来月号は鳥肌がたちまくる予感しかしないぜ!!
四月は君の嘘 番外編 人の人生を変える程の存在
響け



今、月刊誌で何の発売が一番楽しみか?って聞かれたら「月刊少年マガジン」と答えます
だって「四月は君の嘘」があるもん


というわけで今月の四月~が面白過ぎたので感想をば。・・・本当は書いてる余裕なんてないんだけど、今回のは書かざるをえないっしょ!




天才ピアニスト・有馬公正をめぐる物語「四月は君の嘘」

読んでる方はご存じだと思いますが、公生は子供の頃神童と呼ばれるほどの実力を持っていましたが、ある時を境にピアノを弾かなくなります


今までは公生の視点から描かれてたので気になりませんでしたが、公生と同世代だった子達からしたらそのショックは相当なもの
かをりもそうなのですが、公生と同世代の相座武士と井川絵見も公生に大きな影響を受けた二人です
そしてそんな二人は公生がピアノから離れてる間、ずっとコンクールで1、2位を争ってきましたが二人とも共通な想いがありました
それは公生に戻ってきてほしいというもの



前回の話で武士がどれだけ公生に執着し、憧れていたのかが描かれたのですが今回は絵見のターン
公生に執着し、追いつこうと必死に努力するものの心の中では公生には更に先に行ってて欲しいと思ってる武士

一方で公生を否定するためにピアノをやっているという絵見
最初絵見がこう言った時は「公生嫌われてるなー」くらいにしか思っていませんでしたが、「否定する」意味が思ってたのと違った!!


絵見が初めて公生の演奏を聴いたのは5歳の頃。公生が初めて人前で演奏した時のことでした

当時の絵見は才能にあふれていて、多才な子供でした。それこそどの分野に進んでも将来が期待されるような程多才。しかし、公生の演奏を聴いたことでその無限に広がる未来の中から「ピアノ」を選びます

感受性豊かな子供だった絵見にとってはそれほど衝撃的だったのでしょう



そしてある意味公生を追っかけてピアノの世界に入り、そこでも絵見の才能は発揮されるわけですが・・・肝心の公生が変わってしまう

初演奏のころ見たような無邪気にピアノを楽しむ公生の姿はなくなり、機械のように演奏をするだけになってしまいます


絵見は武士に「武士は本当の有馬公正を知らない」と何度も言ってるとのことでしたので、公生が機械のような演奏をしている時も前のような演奏に戻ってほしいと思っていたはずです
そして絵見は感情が演奏にのるタイプ。強く思えば思うほど絵見のピアノは上手くなるのだと思いますが・・・皮肉なことに公生には響かなかった・・・・・


そして公生は母親の死をきっかけに機械のような演奏どころかピアノをやらなくなるようになります。
それからの絵見は一番のモチベーションである「有馬公生」という存在がいなくなったことでコンクールで武士に勝つこが出来なくなりますが、それでもピアノを弾き続けた
公生に戻って欲しいから





そんな公生が2年ぶりに戻ってきたとあっちゃあ感情もノリにノリまくるってもんですよ!

絵見が否定したかったのは機械のように演奏をする公生

そして今回の演奏でも感情をのせまくった演奏をして公生の心に響かせようとします




公生に強い憧れを持ち、海外に行かずずっと国内で待っていた武士
一番最初の公生に戻って欲しいと願い続けた絵見


二人は正反対のことを公生に求めてるわけですが、公生は二人の想いに応えることが出来るのか?
メトロノームのように染み込ませ、かをりの伴奏をやったときみたいな演奏を今回も出来ればいいのですが・・・


武士と絵見の人生を変えた人物、有馬公正
こんだけ二人の公生への執着っぷりを見た後に公生の出番が回ってくると否が応でも期待が高まるっつーの!

もうどんだけ鳥肌たたせたら気がすむんだよこの漫画
マジおすすめっす




プロフィール

小人

Author:小人
どうも、管理人の小人です。
最近は忙しさのあまり感想が全然書けていませんが、
漫画は読んでいます。
最近は電子書籍もあるから気軽に漫画読めるのがいいよね

オススメのマンガがあれば是非!

リンクフリーですが、相互リンクをされたい場合は一度ご連絡をお願い致します。

何か御用の方はこちらまで↓
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